高分解能3.5m中間赤外センサーの衛星。
将来的に衛星コンステレーションを構築して高頻度で地表面からの熱放射観測が昼夜を問わず可能になります。
SatVu衛星の特長
POINT.1温度分解能<2K、中間赤外センサーで3.5 m の高分解能
建物フットプリントデータを重畳することで、個々の住宅に対する中間赤外による熱量推定が可能です。
Thermal Infrared Imagery - © [2023] SatVu
POINT.2多様な撮影時間と高再訪性
中間赤外センサーは物体の熱放射を計測しており、昼夜問わず撮影が可能です。また、将来的に、太陽同期軌道・傾斜軌道双方を活用した8機コンステレーションにより、同一地点で10 ~ 20 回/ 日撮影が可能になります。
POINT.33種の撮影モード
通常撮影に加え、広範囲を撮影できるストリップ撮影、最大60 秒のデータ取得が可能なビデオ撮影を提供予定です。
衛星写真例
アメリカ ニューメキシコ州 アルバカーキ(現地時間2023年7月17日02:00撮影)
Thermal Infrare Imagery ©[2023]SatVu
アルバカーキの画像の一部を拡大。夜間に撮影されたものだが、飛行機が駐機しているのが分かる。
Thermal Infrare Imagery ©[2023]SatVu
カナダ ノースウエスト準州(現地時間2023年7月27日01:45撮影)
夜間に燃え続ける山火事の様子が暖色で示されている。
Thermal Infrare Imagery ©[2023]SatVu
オクラホマ州 クッシング(現地時間2023年8月5日02:26撮影)
石油貯蔵施設やパイプラインからの熱をとらえたもの。このような産業活動に対するモニタリングへの用途も期待される。
Thermal Infrare Imagery ©[2023]SatVu
原子力発電所の稼働状況(サウステキサスプロジェクト原発)
建物からの熱排出を検知する事で、外観からではわからなかった内部の稼働状況を把握
※SatVu衛星打ち上げ前の航空機撮影による実証実験データ Thermal Infrare Imagery ©[2023]SatVu
温排水の観測
温排水の流れを検知し、稼働状況や環境モニタリングが可能
※SatVu衛星打ち上げ前の航空機撮影による実証実験データ Thermal Infrare Imagery ©[2023]SatVu
林冠に隠れた水域の図化
光学画像では判読できない河川の範囲を特定
※SatVu衛星打ち上げ前の航空機撮影による実証実験データ Thermal Infrare Imagery ©[2023]SatVu
スペック表
運用開始 |
2023年~ |
分解能 (GSD)※直下視 |
3.5m |
波長帯(中間赤外) |
3.4~5.0μm |
温度分解能 |
<2K |
ビデオモード |
最大 60秒まで撮影可(25 fps) |
撮影時刻 |
昼夜問わず撮影可能 |
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- 衛星画像製品
- 2.5mの中解像度から30㎝の高解像度光学衛星、全天候型SAR衛星、また3.5m解像度の中間赤外センサー衛星の画像製品をご提供しています。
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