Capella衛星

50センチ分解能を誇る米国初の商用小型SAR衛星です。
太陽同期準回帰軌道と傾斜軌道を組み合わせた衛星コンステレーションで高い再訪性を実現、多頻度で撮影された画像をクラウド経由で高速に処理し、ニア・リアルタイムでエンドユーザーに提供します。

Capella衛星

Capella衛星の特長

POINT.1 超高分解能

独自の広帯域幅とマルチルック処理※1によりノイズを極力抑えた5 0 c m 分解能※2 の画像をご提供します。

※1 最大500MHzの広帯域幅により、レンジ方向の超高分解能を実現しています。また、アジマス方向では、パラボラアンテナによる高い敏捷性を活かし、同一地点を数十秒間照射し続けることが可能です。これにより、従来の商用衛星では実現出来なかった9ルックという高いマルチルック数でノイズを最大限軽減しながら、超高分解能のレベルを保った画像をご提供します。

 

※2 Spotlightモードで撮影の場合

POINT.2 即時性

オンラインツール・中継衛星を活用して、即時タスキング・デリバリー※3を実現します。

capella_process.png

※3 ご利用方法に応じて、即時タスキング・デリバリーを実現するCapellaコンソールもご提供可能です。コンソールをご利用でない場合は、撮影の5営業日前迄に注文書をご送付頂き、撮影実施後は品質チェック等を経て納入します。

POINT.3 撮影時間の多様性

太陽同期軌道・傾斜軌道の双方を活用することで、様々な時間帯での撮影が可能になり、対象の
経時変化の把握を実現します。

■Capella衛星と従来衛星の撮影スケジュールの比較
capella_compare.png

POINT.4 高再訪

豊富な撮影キャパシティにより、多頻度での対象を撮影可能。

capella_revisit.png

衛星写真例

Capellaオルソ補正済GEO製品/右ESRI画像ベースマップ

Capellaオルソ補正済GEO製品/右ESRI画像ベースマップ 河川氾濫による浸水域をCapella画像で抽出し、光学ベースマップに重畳したもの。

Capella車両抽出

SARカラー合成画像により、2021年1月19日に停車していた車両(青) 、2021年2月13日に停車していた車両(赤)で表現している。これらは撮影角度が異なるため、変化が無かった車両に色のズレがあるが、車の台数の変化を確認できる。

Capellaタンカー座礁石油流出

石油タンカー座礁による石油流出を捉えたもの。海面上に油があると、レーダー波の反射が少なくなるため黒く表示され、海面上に広がる油の区域を測定することができる。

デビスモンサン空軍基地

デビスモンサン空軍基地(米国)/Capella Space

ケネディ宇宙センター第39発射施設

ケネディ宇宙センター第39発射施設(米国)/Capella Space

東京都千代田区(日本)

東京都千代田区(日本)/Capella Space

スペック表

運用開始 Capella-2 2020年12月~
Capella-3以降 2021年4月~
衛星重量 Capella-2 108㎏
Capella-3以降 112㎏
送信電力 600W
搭載バンド Xバンド(9.4~9.9GHz)
帯域幅 最大500MHz
撮影角度 25度~40度(標準製品)
偏波 HH,VV
撮影モード スポットライト/スライディング スポットライト/ストリップマップ
軌道高度 約535km
1周回当たりの撮影可能時間 約10分

製品仕様

プロダクト種類 Spotlight
(超高分解能)
Sliding Spotlight
(高分解能)
Stripmap
(高分解能) 
アジマス分解能 0.5m 1.0m 1.2m
スラントレンジ分解能 R = 0.3m A = 0.5m R = 0.5m A = 1.0m   R = 1.0m A = 1.7m
グランドレンジ分解能 0.5m - 0.7m
 0.8m - 1.2m 1.1m - 1.6m
撮影角度 25度 - 40度(標準製品)
標準シーンサイズ(アジマス×レンジ) 5km x 5km 10km x 5km 20km x 5km
ビット数 SLC = 32ビット | GEO = 16ビット  
撮影モード スポットライト

スライディングスポットライト

ストリップマップ

ファイルフォーマット Cloud-Optimized GeoTIFF + JSON(メタデータ)
ご要望に応じ、SLCにつきましてはSICDでのご提供も可能です。

※標準プロダクトとして、SLC、GEC、GEOをご提供いたします。

※Stripmapでの新規撮影は、アジマス方向(撮影距離)を20㎞から200㎞の範囲内で、レンジ方向(撮影幅)を5㎞から10㎞の範囲内で、1㎞単位にてご指定頂くことが可能です。

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